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塗装工事の概要
塗装工事は、一般に外壁、屋根、鉄部などに塗料を塗り、美観の維持や防錆、防水性の向上を図る工事です。
建設業許可上の業種理解を助けるための一般説明であり、特定企業の施工実績や対応可否を示すものではありません。
候補会社が見つかったら、建設会社を発注前に確認する手順に沿って、会社の実在、必要な許可、類似実績、見積もりを比較します。
Detail
塗装工事に含まれる工事の範囲
建設業許可における塗装工事は、塗料や塗材を工作物に吹き付け、塗り付け、または貼り付ける工事と定められています。塗料で色や機能を加える工事全般が対象で、対象になる工作物や下地はさまざまです。
国土交通省の建設業許可事務ガイドラインでは、次のような工事が塗装工事として例示されています。
- 外壁塗装住宅やビルの外壁に塗料を吹き付けたり塗り付けたりして、美観の維持や下地の保護を図ります。
- 屋根塗装屋根材の表面に塗料を塗り、防水性や耐候性を補います。屋根材そのものを張り替える工事は含みません。
- 鋼構造物塗装工事橋梁、鉄骨、プラント設備など金属構造物に防錆・耐候性を目的とした塗装を行います。
- 溶射工事金属などの溶射材を高温で溶かして対象物の表面に吹き付け、耐摩耗性や耐食性を高めます。
- ライニング工事タンクや配管の内面に樹脂や塗料の層を形成し、腐食や摩耗から保護します。
- 路面標示工事道路上の白線や矢印、文字などを塗料で表示します。
なお、塗装工事を行う前の下地調整工事やブラスト工事は、塗装の準備作業として塗装工事に含まれると整理されています。住宅の外壁塗装から、橋梁の鋼構造物塗装、道路の路面標示まで、対象になる工作物の規模や種類の幅が広いのが塗装工事の特徴です。
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防水工事・屋根工事との違い
塗料や塗材を使う工事は複数の業種にまたがっており、特に外壁塗装や屋根塗装を依頼するときは、隣接する業種との違いが分かりにくい場面があります。
防水工事との境界は、使う材料と目的で整理されています。防水工事は、アスファルト、モルタル、シーリング材等によって防水を行う工事と定められており、塗膜防水工事もこの区分に含まれます。一方で塗装工事は、塗料で美観や防錆、耐候性などの機能を工作物に与える工事です。屋上やベランダの防水層を新設・改修する工事は防水工事、既存の外壁や屋根に塗料を塗って保護する工事は塗装工事という分け方になります。実際には、外壁塗装と屋上防水を同時に依頼するケースも多く、両方の許可を持つ会社も少なくありません。
屋根工事との境界も、材料の扱い方で区別します。屋根工事は、瓦、スレート、金属薄板等により屋根をふく工事、つまり屋根材そのものを施工・張り替える工事です。既存の屋根材の上から塗料を塗って保護する屋根塗装は、屋根材を新しくふき替えるわけではないため塗装工事に区分されます。屋根の劣化が進み、ふき替えやカバー工法が必要な場合は屋根工事、既存屋根材がまだ健全で塗り替えで対応できる場合は塗装工事という違いです。
また、モルタルや吹き付け材を使う左官工事とも隣接しますが、左官工事はこて塗りや吹き付けで壁土やモルタルなどの材料そのもので仕上げをつくる工事であり、既存の下地に塗料を塗る塗装工事とは使う材料の性質が異なります。
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許可まわりのポイント
建設業の許可が必要になるのは、一定の請負金額以上の工事を請け負う場合です。塗装工事を含む建築一式工事以外の業種では、工事1件の請負代金が税込500万円未満であれば「軽微な建設工事」とされ、許可がなくても請け負うことができます。
住宅の外壁塗装や屋根塗装は、この金額の範囲に収まることが少なくありません。そのため、塗装工事業の許可を持たずに合法的に営業している会社が数多く存在する業種です。許可の有無だけで、施工の可否や依頼してよいかどうかが決まるわけではありません。
一方で、税込500万円以上の塗装工事(大規模修繕やビル・橋梁の塗装工事など)を請け負うには塗装工事業の許可が必要です。そのため許可の有無は、規模の大きい工事の実績や施工体制を備えているかどうかを見る手がかりのひとつになります。無許可であること自体が工事の質を否定する材料にはならない一方、大規模な工事を検討している場合は許可の有無を確認材料に加えることができます。
塗装工事に関連する資格としては、塗装技能士(国家検定、1級・2級)があります。実務経験とあわせて、建設業許可の専任技術者要件を満たす資格のひとつです。
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依頼・比較のときに確認したいこと
塗装工事、特に外壁塗装や屋根塗装は、依頼者から見積もり内容が分かりにくいと言われやすい工事です。相見積もりを取る際は、金額だけでなく次のような点を確認すると比較がしやすくなります。
- 塗料の種類とグレード使用する塗料の種類(アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素など)と、それぞれの目安となる耐用年数を確認します。
- 施工面積の根拠見積もりの施工面積が実測に基づくものか、延床面積からの概算かを確認します。
- 足場費用の扱い足場の設置・解体費用が見積もりに含まれているか、別途請求されるかを確認します。
- 保証の範囲と期間工事保証書の発行の有無、保証の対象範囲(雨漏り、剥離など)と期間を確認します。
価格の水準は塗料の種類、施工面積、建物の状態によって変わるため、一律の相場を示すことはできません。複数社から同じ条件で見積もりを取り、内容の違いを比較することが現実的な進め方です。許可情報は依頼先の候補を整理するための入口であり、施工品質を保証するものではありません。許可業種の考え方は許可業種の見方で、許可番号や有効期間の確認方法は建設業許可番号の見方で整理しています。
Examples
一般的な工事例

外壁材の保護、美観維持、防水性向上を目的に塗装します。

屋根材の劣化を抑え、建物の保護につなげます。

手すり、階段、鉄骨などの防錆と保護を行います。
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塗装工事の許可を持つ会社
取得済みデータ 76,990社のうち一部を表示しています。都道府県を選ぶと、その地域の会社一覧へ移動します。
長野県大町 / 長野県知事許可 第000001号
表彰・認定:工事成績優秀企業など4件
土木一式、建築一式、大工、とび・土工・コンクリート、石愛知県豊橋市 / 愛知県知事許可 第000001号
建築一式、とび・土工・コンクリート、屋根、塗装、防水茨城県日立市 / 関東地方整備局 第000001号
表彰・認定:健康経営優良法人など3件
土木一式、建築一式、大工、とび・土工・コンクリート、石徳島県徳島市 / 徳島県知事許可 第000001号
建築一式、大工、左官、とび・土工・コンクリート、石岡山県岡山市 / 岡山県知事許可 第000001号
土木一式、建築一式、大工、左官、とび・土工・コンクリート群馬県前橋市 / 群馬県知事許可 第000001号
土木一式、建築一式、とび・土工・コンクリート、石、管沖縄県沖縄市 / 沖縄県知事許可 第000001号
土木一式、建築一式、大工、左官、とび・土工・コンクリート山梨県甲府市 / 山梨県知事許可 第000001号
土木一式、建築一式、大工、左官、とび・土工・コンクリート山梨県甲州市 / 山梨県知事許可 第000002号
建築一式、大工、とび・土工・コンクリート、屋根、タイル・れんが・ブロック徳島県徳島市 / 徳島県知事許可 第000003号
土木一式、とび・土工・コンクリート、石、鋼構造物、舗装東京都調布市 / 東京都知事許可 第000003号
建築一式、大工、とび・土工・コンクリート、タイル・れんが・ブロック、鋼構造物茨城県水戸市 / 関東地方整備局 第000003号
表彰・認定:工事成績優秀企業など6件
土木一式、建築一式、大工、左官、とび・土工・コンクリートFAQ
よくある質問
外壁塗装の会社に建設業許可がなくても大丈夫ですか?
工事1件の請負代金が税込500万円未満であれば、建設業許可がなくても合法に施工できます。住宅の外壁塗装はこの金額に収まることが多く、無許可の会社も多数存在します。金額が大きい工事を検討する場合は、許可の有無に加えて実績や体制を確認します。
外壁塗装と屋根の防水工事はどちらに頼めばよいですか?
外壁や屋根に塗料を塗って保護する工事は塗装工事、屋上やベランダの防水層を新設・改修する工事は防水工事です。両方をまとめて依頼したい場合は、両方の許可や実績を持つ会社かどうかを確認します。
相見積もりでは何を比較すればよいですか?
金額だけでなく、使用する塗料の種類とグレード、施工面積の根拠、足場費用が含まれているか、保証の範囲と期間を同じ条件でそろえて比較します。価格の水準は塗料や施工面積によって変わるため、一律の相場は示せません。