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雨漏りの原因を絞る|神奈川県の防水会社の選び方

神奈川県で防水改修を初めて発注する人へ。共同住宅・降雨統計と地域の復興史を踏まえ、屋上・外壁・開口部の調査、管理区分、見積もりを比べる順番を解説します。

更新日
2026年7月28日
読了目安
14分
テーマ
神奈川県 × 防水工事
神奈川県で防水工事会社を探すイメージ

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神奈川県で防水工事を見る前提

室内の染みの真上に、雨水の入口があるとは限りません。屋上、外壁、開口部を分けて調べ、調査結果と施工範囲がつながる会社を選びます。

共同住宅の建築時期や横浜の降雨記録は、調査範囲を考える背景資料です。所在地や築年数だけで劣化原因を決めず、建物ごとの修繕履歴と現況を確認します。

このページでは、神奈川県で防水工事の許可を持つ会社を探すときに、どの地域から見始めるか、会社詳細ページで何を確認するかを整理します。

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共同住宅の多さと建築時期を、別の数字で見る

神奈川県で防水改修を発注するときは、建物の建て方、建築時期、防水層の更新履歴を分けて見ます。建築時期だけで、防水層の劣化は判定できません。

2026年7月28日時点の建設カルテ収録範囲では、神奈川県内に営業所があり、有効な防水工事の許可を確認できた会社は3,188社です。該当会社の県内営業所は3,763か所ありました。

防水工事許可会社
3,188社
該当会社の県内営業所
3,763か所
居住世帯のある住宅
4,271,500戸
共同住宅
2,433,800戸
共同住宅の構成比
57.0%

住宅数は2023年10月1日現在の抽出調査です。「共同住宅」には分譲マンション以外の賃貸住宅なども含まれ、管理組合数や防水改修の必要戸数を示しません。

神奈川県「令和7年度版 かながわの住宅と土地」の図表1−4−15を4区分に再集計。構成比は共同住宅2,433,800戸に対する割合です。
建築時期
1980年以前
共同住宅数
298,200戸
共同住宅内の構成比
12.3%
集計方法
1950年以前、1951〜1970年、1971〜1980年を合算した参考区分です。
建築時期
1981〜2000年
共同住宅数
964,100戸
共同住宅内の構成比
39.6%
集計方法
1981〜1990年と1991〜2000年を合算した参考区分です。
建築時期
2001年〜2023年9月
共同住宅数
1,023,100戸
共同住宅内の構成比
42.0%
集計方法
2001年以降の各区分を合算。2023年は1〜9月の値です。
建築時期
建築時期不詳
共同住宅数
148,400戸
共同住宅内の構成比
6.1%
集計方法
調査票で建築時期を確認できなかった共同住宅です。
共同住宅の建築時期別図で使った数値と集計方法
建築時期共同住宅数構成比集計方法
1980年以前 298,200戸 12.3% 1950年以前、1951〜1970年、1971〜1980年を合算した参考区分です。
1981〜2000年 964,100戸 39.6% 1981〜1990年と1991〜2000年を合算した参考区分です。
2001年〜2023年9月 1,023,100戸 42.0% 2001年以降の各区分を合算。2023年は1〜9月の値です。
建築時期不詳 148,400戸 6.1% 調査票で建築時期を確認できなかった共同住宅です。

築年数から工事範囲を決めない

同じ年に建った建物でも、屋上防水、シーリング、外壁の更新履歴は異なります。竣工図、過去の見積書、修繕履歴、現在の劣化状況を組み合わせて、調査範囲を決めます。

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横浜の平年値は、強い雨が繰り返す前提を示す

気象庁の1991〜2020年平年値では、横浜の年降水量は1,730.8mmです。日降水量30mm以上の日は、年平均16.7日あります。

気象庁「横浜の平年値」の日降水量階級別日数を図示。「100mm以上」の日は「30mm以上」にも含まれるため、4本の値は合計しません。
日降水量
30mm以上
年間平年日数
16.7日
観測地点
横浜
平年値の期間
1991〜2020年
日降水量
50mm以上
年間平年日数
6.8日
観測地点
横浜
平年値の期間
1991〜2020年
日降水量
70mm以上
年間平年日数
3.8日
観測地点
横浜
平年値の期間
1991〜2020年
日降水量
100mm以上
年間平年日数
1.6日
観測地点
横浜
平年値の期間
1991〜2020年
横浜の日降水量階級別日数と対象期間
日降水量年間平年日数観測地点平年値の期間
30mm以上 16.7日 横浜 1991〜2020年
50mm以上 6.8日 横浜 1991〜2020年
70mm以上 3.8日 横浜 1991〜2020年
100mm以上 1.6日 横浜 1991〜2020年

横浜地方気象台の観測値であり、箱根や丹沢、三浦半島など県内全域を代表しません。雨の日数から個別建物の漏水リスクは算出できません。

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復興建築と2019年の風雨を、現在の調査にどうつなげるか

神奈川の建物は、関東大震災後の復興と、風雨災害への対応を重ねてきました。ただし、地域史は個別建物の防水工法や劣化を決める資料ではありません。

  1. 横浜市に建築課が発足

    横浜市は、庁舎や学校などの公共建築を整備する建築課を設けました。翌年の関東大震災後、この組織が復興事業を担いました。

    横浜市「横浜市公共建築の100年」
  2. 復興小学校で鉄筋コンクリート造を標準化

    横浜市の記念誌は、震災時に建設済みだった小学校36校の半数以上が全焼または全壊した一方、鉄筋コンクリート造の寿小学校が焼失を免れ、以後の学校建設で同構造の標準化につながったと記しています。

    横浜市「公共建築のはじまり」
  3. 開港記念会館を構造補強して復旧

    開港記念会館は関東大震災の火災で屋根やドーム群を失い、復旧工事で鉄筋コンクリートによる構造補強と陸屋根の整備が行われました。現在の漏水原因を示す事例ではなく、震災復興期の改修史です。

    横浜市「開港記念会館(改修)」
  4. 令和元年東日本台風が県内に記録的な風雨

    2019年10月12日、箱根で日降水量922.5mm、横浜で最大瞬間風速43.8m/sを観測しました。県が10月28日現在でまとめた住家被害は、全壊41棟、半壊70棟、一部損壊599棟、床上浸水37棟、床下浸水115棟です。

    神奈川県「令和元年台風19号の概要と県内被害状況」

復興建築の事例は横浜市の公共建築史です。神奈川県全域の建物史や、現存建物の構造・防水仕様を示すものではありません。

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屋上・外壁・開口部のどこから入ったかを分ける

防水工事の前に必要なのは、水の入口と室内への経路の切り分けです。室内の染みの真上に原因があるとは限りません。

  • 屋上・バルコニー平場の膨れや破れだけでなく、立上り、笠木、脱気筒、排水口、水たまりを調べます。
  • 外壁・目地ひび割れ、タイルや塗膜の浮き、シーリングの切れ、貫通部の収まりを確認します。
  • 窓・扉サッシ周り、水切り、外壁との取り合い、水抜き穴を見ます。開口部だけを埋める応急処置で済むかは別の判断です。
  • 現象の記録雨の強さ、風向、漏れ始めた時間、室内の位置を写真と間取図に残します。
  • 調査方法目視、打診、含水状態の確認、散水試験など、何をどの順番で試すかを聞きます。

海への近さだけで「塩害」と決めない

住所や県の海岸線だけで、個別建物の塩分付着や金属腐食は判定できません。腐食が疑われる場合は、箱樋、金物、架台、サッシ周りの状態を写真と調査結果で示してもらいます。

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共同住宅は、見積もりの前に管理区分を確かめる

分譲マンションの屋上、外壁、バルコニー、窓枠は、一戸の所有者が単独で工事を発注できない部位を含みます。そのマンションの管理規約と長期修繕計画を先に確かめます。

  • 専有部分と共用部分国土交通省のマンション管理Q&Aは、標準管理規約でバルコニー、玄関扉、窓枠、窓ガラスなどに専用使用権を設ける想定を示しています。実際の範囲は、各マンションの規約で異なります。
  • 調査の承認散水試験、バルコニーへの立入り、外壁の調査などに必要な手続を、管理組合や管理会社と調整します。
  • 長期修繕計画横浜市の長期修繕計画の解説は、防水工事、外壁補修、鉄部塗装、給排水管工事などの時期と費用を長期的に算出する考え方を示しています。
  • 修繕履歴前回の工法、使用材料、保証、工事写真、指摘事項をそろえ、今回の調査報告とつなげます。

マンション標準管理規約は規約を作成・改正するためのひな型です。自分のマンションの規約を置き換えるものではありません。

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調査・下地・仕様・保証を分けて、同じ条件で比べる

見積もりの比較に必要なのは、工法名の多さではなく、調査結果と施工範囲が結び付いていることです。各社へ同じ図面、写真、条件を渡すと差を読みやすくなります。

  • 原因調査何を調べ、どの可能性を残したか。散水や打診などの別費用も分けます。
  • 施工範囲と数量平場、立上り、笠木、排水口、外壁、開口部を分け、面積や延長の算出根拠を確認します。
  • 下地補修浮き、ひび割れ、欠損、脱落のおそれ、既存層の処理を防水工程と分けます。
  • 材料と層構成既存防水との相性、下塗り、防水材、補強層、仕上げ、端部の納まりを聞きます。
  • 仮設と居住者対応足場、養生、バルコニー使用制限、騒音・臭気、天候中断時の対応を分けます。
  • 保証と工事後点検保証対象の部位と現象、対象外、年数、点検条件、再発時の連絡先を書面で確かめます。

国土交通省「マンション改修マニュアル」は、事前の調査診断で現状を把握し、図面、仕様書、数量内訳書などの同一条件で見積もりを求める方法を示しています。戸建てでも、比較条件をそろえる考え方は役立ちます。

候補は、神奈川県の防水工事会社一覧から探せます。許可だけで決めず、同じ建物形式と症状の調査実績、報告書の内容、追加工事の条件を2〜3社で比べてください。

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集計条件と一次資料

会社数、住宅、気象、災害、建築史の数字は、対象範囲を分けて確認しました。一次資料の最終確認日は2026年7月28日です。

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まず見る会社一覧

最初は神奈川県の建設会社一覧で全体を確認し、工事内容が決まっている場合は神奈川県の防水工事会社一覧へ進むのが分かりやすいです。

市区町村で絞る場合は、都市部、沿岸部、住宅地の条件を分けて候補を見ます。

  • 横浜市マンション・ビル・戸建てが混在するため、建物種別ごとの実績を確認します。
  • 川崎市事業所や集合住宅では作業時間と管理会社対応を確認します。
  • 藤沢市建物が海に近い場合も、塩分付着や金属腐食の有無を現地で確認してもらいます。
  • 横須賀市道路や傾斜、風雨の当たり方、金物の状態を現地調査で確認します。

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防水工事で確認したい地域条件

神奈川県の防水工事では、建物種別と症状、地域条件を分けて会社を比較します。

  • 現場条件海への近さだけで決めず、風雨の当たり方や金物の状態を調べます。
  • 集合住宅管理組合・管理会社との調整経験を確認します。
  • 戸建て防水ベランダ、屋上、外壁のどこが原因かを説明できるか見ます。
  • 雨漏り調査原因調査と補修範囲を分けて説明できるか確認します。

許可業種が一致していても、実際に得意な工事、対応できる建物種別、対応できる地域は会社ごとに違います。候補を見つけたら、会社詳細ページと問い合わせ時の説明をあわせて確認します。

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許可情報で候補を整理する

防水工事の会社を探すときは、会社名や所在地だけでなく、許可番号、許可区分、許可業種、有効期間を並べて確認します。許可情報は施工品質を保証するものではありませんが、候補会社を客観的に整理する土台になります。

特に神奈川県では、防水工事のほか、塗装工事、屋根工事、建築一式工事が関係するケースがあります。

許可番号や許可区分の読み方に迷う場合は、建設業許可番号の見方、一般建設業と特定建設業の違いもあわせて確認してください。

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候補会社を比較するときの見方

比較項目見る理由神奈川県での確認ポイント
地域条件所在地だけで劣化原因を決めないためです。風雨の当たり方、排水、金物の状態をどう調べるか確認します。
建物種別戸建てと集合住宅で段取りが違います。管理会社対応や住民対応の経験を確認します。
調査方法雨漏りは原因特定が重要です。調査と施工を分けて説明できるか見ます。
比較項目
地域条件
見る理由
所在地だけで劣化原因を決めないためです。
神奈川県での確認ポイント
風雨の当たり方、排水、金物の状態をどう調べるか確認します。
比較項目
建物種別
見る理由
戸建てと集合住宅で段取りが違います。
神奈川県での確認ポイント
管理会社対応や住民対応の経験を確認します。
比較項目
調査方法
見る理由
雨漏りは原因特定が重要です。
神奈川県での確認ポイント
調査と施工を分けて説明できるか見ます。

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建設カルテでの探し方

候補を広く見るなら神奈川県の建設会社一覧から、市区町村と許可業種で絞り込みます。工事内容が明確なら、先に神奈川県の防水工事会社一覧へ進む方が早いです。

雨漏りの相談では、防水工事だけでなく屋根工事や塗装工事も関連することがあります。

候補が少ない場合は、隣接市区町村や関連する許可業種まで広げます。神奈川県の塗装工事会社、神奈川県の屋根工事会社、神奈川県の建築一式工事会社も確認すると候補を拾いやすくなります。

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よくある質問

雨漏りの染みの真上だけ直せばよいですか?

入口と室内への経路が離れている場合があります。屋上の平場・立上り・排水口、外壁・目地、窓や扉の周囲を分け、雨の強さや風向も記録して原因を絞ります。

分譲マンションのバルコニーは、自分で防水工事を頼めますか?

単独で発注できない場合があります。バルコニー、窓枠、外壁などの扱いはマンションごとの管理規約で異なります。管理組合・管理会社へ、専有部分と共用部分、調査や工事の承認手順を先に確認してください。

海に近い建物なら、劣化原因は塩害ですか?

住所だけでは判断できません。塩分付着や腐食が疑われる場合は、箱樋、金物、架台、サッシ周りの状態を写真と調査結果で示してもらい、防水層の劣化と分けて判断します。